ミルクを生み出す、乳牛について

北海道を中心に
日本で飼育されている乳牛は

約99%がホルスタイン種です。

牛は1日に生草なら50~60kg、干した草(乾草)なら約15kg、その他にとうもろこし等の穀類や配合飼料を食べます。水は1日60~70L飲みます。

乳房は生乳を作る大切な器官です。乳房の中の乳腺細胞が血液によって運ばれてきた栄養素を取り込み生乳の成分に作り変えます。

4つの胃はおなかの4分の3を占め、第1胃で牛が食べた飼料を胃の中の微生物が発酵・分解、第2,3胃で繊維分を細かくし、第4胃で消化・吸収します。

牛のした糞尿は堆肥化され、肥料として草地や畑へ還元されます。そして育った草や飼料作物は牛のごはんとなり、生乳が生産されます。

20~30L/日の生乳を生産する(200mlパック100~150本分)

自然の資源をムダなく


再利用する、循環型酪農

牛のうんちやおしっこを利用して
「堆肥」という肥料を作ります。
その堆肥を畑に利用して、
牛のえさになる牧草や農作物を作ります。
その牧草を牛が食べて、うんちをします。
こうしてくり返し資源を再利用する
スタイルを
『循環型酪農』といいます。
酪農もSDGs(持続可能な開発目標)
に深く関わっているんですね。